メインコンテンツへスキップ メインコンテンツへスキップ
キャリアパス

Career path

研究をしたいと思った原動力となる大きな疑問を解き明かしたい

三宅 健介

Miyake Kensuke
コラム:サムネイル画像
所属
東京科学大学 総合研究院
研究テーマ
ヒト好塩基球分化における転写ネットワークの解明
専門分野
免疫学関連(感染症及び血液領域)

研究者を目指したきっかけ

Chance
q

いつ頃、研究者を⽬指そうと思いましたか︖

a

高校生

q

研究者を目指すキッカケは何でしたか?

a

幼少期からアトピー性皮膚炎の症状に苦しんでおり、高校から大学にかけても、症状もひどくなるばかりだったので、科学の発展で症状をやわらげられないのだろうかと常に疑問に思っていました。小学校のころなどは、アトピー性皮膚炎の治療にも民間療法があふれていたのですが、正しい科学の力で病気の実態を理解したいと思い、医学の道を志しました。
医学部に入ってからは、臨床医としてかかわるか、研究者になるかと悩みましたが、学年で一人だけ選ぶような道に進むことで、差別化もできるのではないかという皮算用もあって、卒業後すぐに基礎研究の道に進みました。

q

これまでのキャリアで最も印象に残っているエピソード

a

学部のころから続けてきた、好塩基球による抗原提示の実験で、指導教官からはある特殊な条件でMHC-IIが発現する好塩基球が出てくるという短い論文でまとめることを当初進められましたが、研究をまとめようとしていくうちに、好塩基球がどうしてMHC-IIを発現するのかという疑問に突き当たり、そこを解明することで、新たなテーマとして進められ論文化にまで至りました。この経験から、自分で現象と向き合って考察しながら研究を進めることの大切さを学びました。

学生時代の経験

School days
q

⾼校時代について

a

高校の頃はひたすら勉強で、生物もほとんど履修せずに、物理や数学の勉強に打ち込んでいました。
当時も同級生のほとんどが言っていたメジャーな塾には通わず、マイナーで少人数しかいない2つ塾を掛け持ちして通っていました。
今思うと当時から、みんなが選ばないような道から切り拓く性格が出ていたのかなと感じます。
部活は卓球部に入っていて、試合はずっと弱いままでしたが、大学まで続けて、現在では観戦も含めて楽しんでます。
また、運動会の準備委員会の活動で副委員長として活動を楽しんだのもいい思い出です。


q

大学/大学院時代・留学時について

a

医学部の研究室配属期間から本格的にスタートしましたが、アトピー性皮膚炎に興味があるのに、免疫学やアレルギーについてほとんど知らないことに気づいて、大学生の時にでた実験医学のアレルギーの特集号で勉強しました。
最初の感想は、免疫学がとても難しくて複雑な学問だということと、そのなかでも、好塩基球という細胞があって、同じ大学で研究している先生がいるのかと知ったことでした。
その後、研究室配属されたあとで、教科書などで免疫学を事象として勉強することと、研究室で行っている研究というものの違いに気づき、医学の研究者になりたいという思いが強くなり、臨床実習を行う前に進路を決めて、研究医になろうと決断しました。


中⾼⽣の頃の⾃分に、今伝えたいことは︖

Message

自分の信じる道を恐れずに突き進むことをアドバイスしたいです。
また、中高生のころは研究者が何たるかもわかっていなかったので、自分の10年後、20年後の人生は全く想像もつかない、面白い人生を歩んでいるよと伝えたいです。

研究に向き合う姿勢

Attitude
q

研究テーマや『問い』は、どのようにして見つけるのですか?

a

私の場合には、最初に他の人が出した面白そうな結果を引き継いで、再現を含めて何度か解析した結果、予想しないような実験結果が出てきたので、それを押し出して研究テーマとしました。
自分の出したデータと真摯に向き合って、色々な方向から頭の中で考えるのが大事と感じています。

q

実験が思うような結果にならなかったり、仮説どおりにならなかったりした場合、どのように乗り越えますか?

a

研究が行き詰まったとしても、実験には失敗はありません。
実験における失敗というのは2種類あって、単純なヒューマンエラーによる失敗と、自分(あるいは指導している先生)の思い通りにならなかったことを失敗と捉えていることです。
繰り返して同じ失敗が出るなら、手技によることではなく、仮説そのものが間違っていることを考える必要があると思います。
行き詰まった時には、研究の方向性を見直す必要があるので、経験の豊富な先生何人かに時間を取ってもらい、原因を整理するのが重要だと思います。

q

研究を進める上で、特に重要だと考えているスキルや能力は何ですか?

a

ゴールから逆算して道筋を立てる能力が研究力では大事です。
また、実用的には、会話でも、論文でも英語を使いますのである程度の英語力は大事だと思います。

q

研究者になって良かったことは何ですか?

a

自分の好きな研究を好きなだけできるのが良い点であるのはもちろんとして、もう少し俗物的ないい事としては、学会出張などで国内、海外の色んなところを巡れるのがいい点です。
論文や研究を通じて、世界中の色んな人と交流できるのが研究者の良いところだと思っています。

q

研究者として働くことの魅力は何ですか?

a

誰からも縛られずに自由に自分をしたい研究ができるのが何よりもの魅力です。
ぜひ皆さんに研究の世界に飛び込んできて欲しいと思っています。

研究者の仕事と日常

Life
q

研究者は毎日何をしているんですか?

a

研究は実験の積み重ねですが、研究者の毎日の中では実験の計画を立てたり、実験の結果の解析をして、どうしてこのような結果が出たのか考えたりしています。そして、興味深いデータが出れば、またそれを元に次の実験の計画を立てています。また最終的に結果を論文として公表するために、論文を文章を英語で書いたり、論文のための図を綺麗に並べたりしています。
また、研究者として長く続けるためには、研究費を申請して、研究をするためのお金を稼ぐ必要がありますので、その申請書を作るのも仕事のひとつです。

このように、研究者の毎日の中では実験ばかりでなく、次の実験のために文献を調べたり、結果を解析してまとめたり、研究費のために書類を作るためにも時間をさいています。

q

休みの日は何をしていますか?

a

大学院生のときは、実験が楽しくて休む間もなく実験を入れていて、たまに友人と飲みに出歩いたりしていました。今は休みの日は家族と一緒に過ごしています。妻の実家では2匹犬を飼っているので、犬と仲良くなれるように奮闘中です。

三宅 健介の写真

三宅 健介

Miyake Kensuke
所属
東京科学大学 総合研究院
この研究者の「研究者紹介」を見る

この研究者のコラム

Column

この研究者のコラムはまだありません。