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キャリアパス

Career path

心からサイエンスを楽しむ

細川 裕之

Hosokawa Hiroyuki
コラム:サムネイル画像
所属
東海大学
研究テーマ
RUNX 転写因子を中心とした転写制御ネットワークによる T 細胞の運命決定とその破綻による T-ALL 発症メカニズムの解明
専門分野
造血器腫瘍学・造血幹細胞・造血発生

研究者を目指したきっかけ

Chance
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いつ頃、研究者を⽬指そうと思いましたか︖

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高校生

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研究者を目指すキッカケは何でしたか?

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私は小さい頃からアトピー性皮膚炎を患っていて、なぜ自分かこのような苦しい思いをしなければならないのかと思っていました。
高校生の頃、アトピーが発症するメカニズムに興味を持ち、図書館で沢山の本を調べましたが、分かったことはなぜアトピーが発症するかは分からない、ということでした。
それなら自分でアトピーやアレルギーが発症するメカニズムを解明したい、と思い研究者を目指しました。

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これまでのキャリアで最も印象に残っているエピソード

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私が博士課程で在籍していた研究室で、指導教官の中山俊憲先生から研究者として必要な事を学びました。
中山先生はコミュニティーの中で信頼されることを最も重要視してたと思っています。
同じ研究分野にいるライバルであっても、依頼があれば誠意を持ってその研究の手助けをするし、研究室のメンバーが共同研究者に対して少しでも非協力的な態度を示すと厳しく指導していました。
新しいメカニズムを明らかにすることは、時として非常識な事を証明することになります。
それを信用してもらえるか否かは、日頃からのscienceに対する真摯な態度が決めることだと教わりました。

学生時代の経験

School days
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⾼校時代について

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中学と高校では、卓球部での部活動に打ち込んでいました。
夏の大会が終わって、引退するまではほとんど勉強もせず、部活ばかりでした。
卓球なんか一生懸命やっても自分の生涯に何の役にも立たないかと思っていたのですが、意外と役に立ちました。
私はアメリカのロサンゼルスに4年程留学をしましたが、そのときたまたま知り合った人が卓球が好きで、毎週一緒に大学のジムで卓球をするようになりました。
これがきっかけで、研究室外の友達が沢山できて、留学生活が充実したものになりました。


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留学について

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私はカリフォルニア工科大学に留学しました。
千葉大に在籍していた際の恩師である中山俊憲先生の友人であったEllen Rothenberg教授の指導を受けました。
Ellenは、サイエンスを心から楽しむ人でした。
時にはネガティブなデータが出ましたが、それをうまくポジティブに捉えて、次の実験に生かす事を教わりました。
それがポジティブなデータに繋がると、踊って喜ぶ人でした。
私が心からサイエンスを楽しむことが出来るようになったのは、Ellenのおかげです。


中⾼⽣の頃の⾃分に、今伝えたいことは︖

Message

人生に正解はないので、そのとき自分が正しいと思う道に進んで、振り返ったときにその選択が正解であったと思えるように全力を尽くしてください。

研究に向き合う姿勢

Attitude
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研究テーマや『問い』は、どのようにして見つけるのですか?

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自分の知りたいことがあれば自然と見つかります。
初めは指導教官から与えられたテーマを研究すると思いますが、一つのことが明らかになれば、自分の興味で次に知りたいことが自然と生まれると思います。
生命の神秘を理解することは、すぐには不可能ですが、一歩でも近づきたいと思えば、研究テーマは自然と見つかります。

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実験が思うような結果にならなかったり、仮説どおりにならなかったりした場合、どのように乗り越えますか?

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実験計画を常に複数持つようにしています。
一つの仮説がダメでも、次の仮説を試してみます。
ただ、優先順位を正しく付けることが重要なのと、本当にその仮説がダメなのか、自分自身が納得するために最善の研究計画を立てて、間違いなく実行する事が重要です。

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研究を進める上で、特に重要だと考えているスキルや能力は何ですか?

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一つの現象を明らかにするために、複数の仮説を立てられることと、その優先順位を決められる事だと思います。
また、仮説を立証するために必要な実験をリスト化して、順序を決めて進められることが重要だと思います。

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研究者になって良かったことは何ですか?

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ずっと研究が楽しいことです。
一つの事を明らかにしても、次に知りたいことが自然と出てきます。
研究をしていると一生楽しいだろうな、と思っています。

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研究者として働くことの魅力は何ですか?

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自分の仮説を証明して、世界に発信できることです。
まだ世界で誰も知らないメカニズムを明らかにして、世界中の研究者たちに面白がってもらえることが楽しいです。

研究者の仕事と日常

Life
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研究者は毎日何をしているんですか?

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毎日実験や研究の取りまとめをしています。
大学に勤めていると、講義や実習、様々な会議にも時間を取られますが、私自身は自分は研究者で、教員としての義務は果たすけれどもそれ以外の時間は研究に費やしています。
また、研究をするにも、研究員や技術補佐員を雇用しているので、自分自身が実験できなくても、研究そのものが止まらないようにグループとして研究が進むように調整しています。

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休みの日は何をしていますか?

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私は培養細胞を使って研究しているので、2日に一度は細胞のお世話をする必要があります。
週末も細胞の様子を見に来るので、研究室に来ない日はほとんど無いですが、それほど時間は掛からないので、運動したり、家族と食事に行ったりのんびりすることも多いです。

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細川 裕之

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